NEUTRON 水島 康貴氏 ユーザーレビュー

アレンジャー、コンポーザー、プロデューサーとして音楽シーンをけん引し続ける水島氏。
そんな水島氏が現在ベリンガーNEUTRONを使用し製作を行っているという情報を聞きつけ、実際に使用した感想を伺いました。



水島 康貴氏プロフィール

1965年生まれ。玉川大学作曲科卒業。
1986年 EastWest86 本戦にてベストキーボード賞を受賞。
バンド活動を経て1990年アレンジャーとしてデビュー。アレンジを佐藤準氏に師事。
Ribbon、Wink、光GENJI、などアイドルグループからZoo、稲垣順一、ゴスペラーズ、SPEED、EXILE、などアーティスト、またGUNDAM、トランスフォーマー、テニスの 王子様などのアニメやキャラクターソング、映画など様々な楽曲の作曲・アレンジ・プロ デュースを担当。数々のミリオン楽曲に関わっている。
SPEEDに関してはデビューから解散まで全楽曲のアレンジを担当しシングル曲総売上1000万枚を記録。全アルバムミリオンを記録年末の格闘技のイベントPRIDE、DYNAMITEは始め、格闘家魔裟斗、格闘家吉田秀彦引退試合のオープニング曲、美空ひばり追悼コンサートアレンジ、早乙女太一舞台音楽など大きなイベントでの迫力、スケール感のある音楽を担当。活動の幅を広げている。
2018年現在ハイキックエンタテインメント所属。
現在尚美ミュージックカレッジ講師も務める。

平成最もCDを売ったアレンジャー10位(オリコン調べ)

オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/mizushi-mizushi/
オフィシャルTwitter
https://twitter.com/_mizushi_
オフィシャルHP
http://www.mizushi.org/


"自分のサウンドに物足りなさを感じてる方、NEUTRONで「上がる」音を手に入れてください!"

"NEUTRON"を初めて見たのは、実はMODEL Dを購入しに楽器屋さんに行った時でした。
その際のお目当はもちろんMODEL Dだったので、正直眼もくれませんでしたが(笑)、しばらくしてじっくり触る機会を得ました。
遊び倒してまず感じたのは、MODEL Dと
"NEUTRON"は音創りのプロセスが違うということ。
どうしてもリードシンセやシンセベースと言ったスタンダードな音色から入っていってしまいがちなMODEL Dと比べ"
NEUTRON"はProphet系の不器用で芯がある感じで、これは流石3340系のオシレータを擁したからかな?とニヤッとしてしまいました。2VCOのオシレーターの出音の強さとShapeの可変の柔軟さは触っていてグッと来ますね。僕は切り替えよりもこちらの可変出来る方が好みでした。

そしてオーバードライブ。ただ歪んでピーキーになるのではなくファットにサチュレートしてくれる質感が、アレンジしているオケに混ぜても、消される事なく存在感を放ちます。また、ソフトシンセの音をインプットから入れてみましたが、こちらも一味ある音に変わってオリジナリティーのあるサウンドを容易に得ることが出来ました。

外部からの入力の場合はもちろんポリフォニックで鳴らすことも可能です。
外部音源のみ出力してコントロールしたい場合は、右側のパッチのVCF INに付属のケーブルを挿しておけばOK。
リアルタイムで音をコントロール出来る喜びを皆さんに味わって頂きたいですね!

そして、自分のサウンドに何か物足りなさを感じてる方、是非"NEUTRON"で「上がる音」を手に入れてください!


以上のレビューを頂きました。


今後の水島氏がアレンジする楽曲でどのように"NEUTRON"が使われるのか非常に楽しみです。